ブロックチェーンや電子署名を使った新しい遺言書の作成!
政府は2024年3月をめどに相続の新制度の方向性を決めるらしく、その中に法的根拠のある遺言書について、インターネット上で作成および保管できる「デジタル遺言制度」の創設を検討しているようです。
現在の遺言とデジタル遺言の違いとは?
現在の遺言とデジタル遺言をまとめた図が下記となります。
私共も多くの相続手続きや遺言作成などに携わっておりますが、紙ベースでの遺言というのはやはり手間や労力がかかります。
そういった意味だとデジタル遺言は時代にマッチした内容だと評価されます。
多額のお金や税金のかかる内容なので改ざんなどは大丈夫なのか?
まだまだ、どうなるかわからないデジタル遺言ですが、インターネット上での作成を前提としているため、自筆や押印が不要となる代わりに、真実性の確保のために電子署名やブロックチェーン技術による改ざん防止が検討されているそうです。
ブロックチェーンに関しては、弊所も大変注目しているWEB3.0やDAOなどに連鎖するものなので、今後注視していきたいですね!
相続の世界もどんどん変わっていく!
遺言がデジタル化できる時代が来そうとは、弊所も大変びっくりしております。
このような制度が導入されることで、遺言書の作成が容易になるだけでなく、作成後の保管についてもデジタル化できるため、紛失リスクについても軽減が期待されます。
しかし、多くのリスクや新しい仕組み作りもまた必要になると思うので、相続のプロとして皆様を支えられるように尽力していきたいですね。
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